中大兄皇子とササユリの物語を絵本に 町制50周年で上牧町が発刊
2022年07月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

完成した絵本をPRする上牧町の職員ら=同町
上牧町は12月に町制施行50周年を迎えるのを記念し、絵本「かんまきかわらのおはなし―ささゆりと中大兄皇子」を発刊した。
飛鳥時代、中大兄皇子(後の天智天皇)が、母の斉明天皇を弔うために川原寺(明日香村)を建てる際、上牧町内に瓦製作場を設けた―という歴史をふまえたオリジナルのストーリー。町の花のササユリも副題とし、歴史や文化に親しんでもらう内容とした。
町内在住の放送作家、金井貴一さんが構成。町教育委員会職員らが文章や下絵を作り、絵の色づけは町立上牧中学校美術部の生徒が担当した。
絵本は非売品で1千冊作製。町立小学校や図書館など関係機関に配布した。問い合わせは、町教委社会教育課(0745・76・2532)。