ウクライナ学生が茶道体験
2022年08月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

茶道体験をするウクライナからの避難留学生ら=奈良市
ロシアの侵攻によりウクライナから天理市に避難している留学生9人が、中川政七商店の奈良本店(奈良市)で茶道を体験した。日本の伝統文化に触れてもらおうと同社が企画。学生らは浴衣姿で抹茶を味わった。
学生らは、ウクライナの国旗に見立てて黄色と青色に染めた麻布を飾った茶室で、ウクライナの朝日を表現したという和菓子も楽しんだ。
ヴィクトリア・アルテメンコさん(19)は「子供のころから日本に興味があり、茶道に触れることができて感動した。お茶をいただいている間、家族や国のことを考えていた」と話していた。
9人はウクライナのキーウ大で日本語を学んでおり、約1カ月前に来日。9月から天理大で日本語を学ぶ。