核なき世界を 高校生平和大使が決意
2022年08月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

平和への思いを語る高校生平和大使の秋山恵里さん=県庁
核兵器廃絶を世界に訴える「高校生平和大使」に選ばれた県立青翔高校2年の秋山恵里さんらが県庁を表敬訪問し、署名活動などを通して平和を訴える決意を語った。
高校生平和大使は平成10年に始まった。25年目となる今年は全国で31人が選ばれた。8月7~10日に長崎を訪れ、被爆者の話を聞いたり、平和集会に参加したりした。
秋山さんは「もう二度と、原爆の惨状を見せる世の中にしたくない。未来を築く若い世代が平和について考える機会を作っていきたい」と語った。
今後、国連に届ける核兵器廃絶の署名を集める。この日は、秋山さんとともに活動する「高校生1万人署名活動」のメンバーら3人も決意を述べた。
村井浩副知事は「まずは国内の身近なところから、みなさんの思いを伝えてほしい。少しでも、世界の平和に役立つことを期待している」とエールを送った。