本場アルゼンチンにサッカー留学 大和郡山の少年サッカーチーム
2022年09月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

アルゼンチンへのサッカー留学から帰国し、笑顔をみせるクラブ・アトレティコ・バモ大和郡山の選手ら=天理市
大和郡山市を中心に活動をする少年サッカーチーム「クラブ・アトレティコ・バモ大和郡山」の小学生選手6人が今夏、アルゼンチンにサッカー留学した。選手らはサッカーの本場で技術を学ぶとともに、現地の文化も体験した。
留学先はアルゼンチン1部リーグ「クラブ・アトレティコ・ウラカン」の下部組織チームとフットサルチーム「クラブ・パルケ」。6人は7月末から約2週間、チームと一緒に練習に励んだ。
市立治道小学校6年でキャプテンの城一平さん(12)は、将来海外で活躍するプロ選手になることが目標だ。留学を終えて、「現地の選手は体が大きく、筋肉もすごかった。当たり負けすることも多かった。足にボールがすいつくようなテクニックは勉強になった」と振り返った。
選手に同行したクラブの川端康弘代表(37)は「現地には経済的な問題で学校に通えない子供もいる。サッカーで家族を養おうと奮闘する子供たちもいたことを知ってもらえて、一回りも二回りも成長したはず」と手応えを述べた。
帰国後、選手らは体幹トレーニングや筋トレを練習メニューに取り入れ、けがをしないようストレッチも入念に行っているという。
同チームは平成29年設立。新型コロナウイルス感染拡大前まで毎年、同国に留学生を派遣してきた。また留学先でコミュニケーションがとれるよう、スペイン語教室も定期的に開催している。