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若者、学者のサロン「日吉館」を語ろう 朗読劇「ちひさきもののうた」30日公演


本番に向け稽古する朗読劇の出演者ら=奈良市(『ちひさきもののうた』製作委員会提供)


 かつて奈良の文化を研究する学者、学生らでにぎわった旅館「日吉館」を舞台にした朗読劇『ちひさきもののうた』が、30日に県立図書情報館(奈良市)で上演される。出演するのは、同館でのワークショップに参加した年齢も職業もさまざまな13人。本番に向け「奈良に知的なサロンがあったことを知ってほしい」と稽古を重ねている。
 日吉館は奈良公園(同市)の一角にあった。昭和8年に2代目女将となった田村キヨノさんが、安い宿代で切り盛りし、その人柄もあって学生のほか和辻哲郎、志賀直哉といった学者、文化人らを引き付けた。しかし田村さんが高齢になったこともあり、平成7年に閉館、21年に取り壊された。
 田村さんは生前「奈良は土地を愛する一人一人の小さい力によって守られてきた」と話していたという。そうした宿をめぐるエピソードは『奈良の宿・日吉館』(太田博太郎編)として出版され、25年にはMBSラジオがドラマを放送。これらを基に今回の朗読劇の脚本をまとめた。
 出演者はふだんは会社員、介護職、紙芝居の演者、アナウンサーなど。29年から県立図書情報館で開かれた朗読劇ワークショップを経て、舞台に挑戦することにした。
 休日や仕事終えた夜に集まり稽古を重ねている。脚本・演出の劇団「流星倶楽部」の小栗一紅さん(52)は「文化を中心にさまざまな人が集まった奈良の歴史とその素晴らしさを知ってもらいたい」と話している。
 公演は30日の午前11時からと午後3時からの2回。無料だが要予約。申し込みは、同館貸出・返却カウンターか、ファクス(0742・34・2777)、同館ホームページから。
 関西の人物や出来事を題材にドラマ制作・ワークショップを展開する大阪ガスネットワークの事業「イストワールhistoire」の一環。問い合わせは同社都市魅力研究室(06・6205・2366)。

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