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食べ残しを肥料に 小学校に堆肥化装置 天理市


調理くずを堆肥化装置に入れる調理員=天理市


 天理市は、給食の調理くずや食べ残しなどを堆肥に変える装置を全市立小学校9校に設置した。児童たちに食品ロス問題について考えてもらうのが狙い。市は、家庭の食べ残しなどを各小学校で受け入れて処理することも検討している。
 野菜くずや食べ残しから水分や塩分を取り除き、微生物由来の堆肥化促進材と一緒に装置に投入すると、数週間で堆肥の素が生成される。業者が回収してさらに発酵を進め堆肥にする。
 市立櫟本小では10月末、児童と保護者らが見学する中、給食調理員がゴボウやニンジン、ジャガイモの皮などを装置に投入した。6年の大門藍之介さんは「今まで捨てていた部分が再利用できるのはいいなと思う。フードロス問題を考えるうちに、給食を残さず食べるようになった」と話した。
 同市立小では2学期から、国連の持続可能な開発目標(SDGs)など環境問題についての学習が始まっている。今年度中に、児童たちが講師となって、家庭の生ゴミを減らすための地域住民向けの説明会も開く予定だ。小学校で家庭の生ごみを堆肥化した住民には、市がデジタル地域通貨「イチカ」を付与することも検討している。
 並河健市長は「物価高騰で食料品の値上げが続いている中でも、食べ残しなどで捨てられる生ごみは変わらず多い。装置の設置をきっかけに、フードロス問題を知ってもらいたい」と話している。装置の導入には同市は国の交付金を活用した。

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