地域の魅力を模型で表現 奈良・伏見小
2022年11月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

埴輪の模型をペットボトルや空き箱で作る児童=奈良市
奈良市立伏見小学校の5年生が、地元の魅力を多くの人たちに知ってもらおうと、地域の建物の模型作りに取り組んだ。
児童たちは10月上旬から、寺や公園など地域で大事にされてきた特徴的な建物や施設の模型を、段ボールやトイレットペーパーの芯など身近な廃材で制作してきた。
「菅原はにわ窯公園」内にある埴輪を再現した河添成修さんは「実際に写真を撮りに行って、色や形を確認しながら作った。町の文化を深く知れるのが楽しい」と話した。
また、建築士を目指す帝塚山大学の学生たちが児童らをサポート。現代生活学部居住空間デザイン学科3年の宇田篤史さんは「子供たちの発想の新しさに驚かされ、楽しかった。自分の模型作りにもいろんな素材を試してみたい」と振り返った。
模型は約1カ月間で完成し、5日に同校で開かれた「伏見まつり」で披露されたほか、3学期には福岡県宗像市立玄海小学校と学習成果を発表し合う合同発表会をオンラインで開く予定だ。