唐招提寺で正月前の「千手観音守護札」準備
2022年12月27日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
唐招提寺(奈良市)で、正月の参拝者に授与する「千手観音守護札」の準備作業が行われた。千手観音守護札は縦8㌢、横2・5㌢。開運や所願成就のご利益があるといい、財布に入れたり玄関の鴨居に差したりする。
僧侶らは竹串に挟んだお札を、「ボテ」と呼ばれるわらの束に丁寧に差し込んでいった。正月三が日には金堂に祭られている千手観音立像の前に置き、午前8時半から1日約2千体をめどに授与する。
石田太一執事長は「今年はいろいろなことがあり過ぎた。来年は世界が平和であるよう願いを込めた」と話した。