「大和橘」が収穫最盛期 全国へ出荷
2022年12月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大和郡山市内で、日本固有のかんきつ類「大和橘」の収穫が最盛期を迎えている。作業は1月上旬まで続けられ、全国の飲食店や酒造会社などに出荷する。
大和橘は常緑小高木のミカン科ミカン属で、甘酸っぱい爽やかな香りが特徴。昨年の収穫量は約3㌧だったが、今年は5月の長雨などの影響で春の花付きが悪く、約1・5㌧を見込む。
栽培を始めて10年以上になるという「なら橘プロジェクト」の城健治代表は、「収穫量は少ないが、果実一つ一つが大振りで果汁たっぷりのできになった。来年は収穫量を増やしたい」と話した。