金子みすゞゆかりのバラ 当麻寺門前に
2022年12月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

金子みすゞゆかりのバラを眺める植本茂さん、和子さん夫妻=葛城市
葛城市の当麻寺門前にある民芸店「和」の店先で、童謡詩人、金子みすゞゆかりのバラが、冬の寒気に負けじとピンクの可憐な花を咲かせた。
「金子みすゞ全集」を世に出した児童文学者で、金子みすゞ記念館(山口県長門市)館長の矢崎節夫さんが同寺を訪れたことがきっかけで、同店を経営する植本茂さん、和子さん夫妻が約30年前にみすゞ愛好者の会「奈良みすゞの和」を立ち上げ。その縁から、みすゞの生家である記念館に咲くバラの挿し木を四半世紀前に譲り受け、和子さんが大切に育てている。