勇壮に武者、稚児行列 石上神宮で「ふるまつり」
2015年10月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「ふるまつり」の名で親しまれている石上神宮(天理市布留町)の例祭と渡御祭が15日、同神宮周辺で行われた。馬にまたがった稚児や勇壮な甲冑武者、ご神体をのせた台車の行列が町を練り歩き、沿道から大勢の人たちが見入った。
例祭は平安時代後期、白河天皇の勅使(天皇の使者)が石上神宮に走馬を奉納した故事に由来し、同神宮最大の祭礼に位置づけられている。
この日は拝殿で神事が行われた後、ご神体をのせた台車「御鳳輦(ごほうれん)」(高さ約3メートル)や稚児がまたがる馬など、約200人の行列が石上神宮を出発。市内各町の子供会の子供みこしも続き、同市田町の厳島神社までの約4キロを華やかに巡った。
例祭を初めて見たという奈良市の無職、長井哲治さん(68)は「勇ましい武者姿の列に心が躍った。子供たちの笑顔も輝いていてとてもいい光景だった」と話していた。
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