紙おむつ、定額使い放題 天理市の保育施設で3月から
2023年01月12日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

サービス導入に先立ち、「BABY JOB」と連携協定を締結した天理市の並河健市長(右)=同市
天理市は、定額で紙おむつとお尻ふき用のウエットティッシュが使い放題となるサービスを市内の公立保育施設で始める。子育て支援を手がける「BABY JOB」(大阪市淀川区)と連携。今月から2カ月間、無料で実証実験を行い、3月から本格運用する。
保育所では通常、園児がそれぞれ名前を書いた紙おむつを持参する。施設側も園児一人一人の紙おむつを保管しなければならず、保護者と保育士双方の負担となっている。そこで市は、紙おむつの定額サービスを導入することにした。
対象は、市立の保育所やこども園6施設に通う0~2歳児約200人。希望する保護者は月額2280円(税抜き)で利用できる。紙おむつは保育施設に直接届けられ、使用後の処分は市が請け負う。
市の担当者は「子供が小さいときは登園の荷物がとにかく多い。負担軽減のためにも利用を検討してもらいたい」と呼び掛けている。