今年のできばえは? 大和郡山でイチゴ品評会
2023年01月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

出品されたイチゴの色つやなどを審査する人たち=大和郡山市
地元産イチゴのできばえを競う果実品評会が17日、大和郡山市の三の丸会館で開かれた。金賞には、片桐地区の小塩大策さんの「古都華」と矢田地区の佃善憲さんの「アスカルビー」が選ばれた。この日はイチゴ即売会も同館で3年ぶりに行われ、多くの人でにぎわった。
JAならけん大和郡山市イチゴ部会が主催し、同市内の農家が5品種27点を出品。上田清市長やJA関係者、市民ら計8人が審査した。色つやなどの見た目から10点に絞り込んだ後、糖度を計測して甘みや風味などを確かめた。
審査に参加した同市の主婦、千賀茂世さんは「普段は見た目と値段でしかイチゴを買わないが、品種や生産者によって食感や味わいも異なる。甘みと酸味のバランスがよいものを選びました」と話した。
JAならけん青壮年部の堀川真さんは「昨年12月に冬らしい寒さが戻り、ぎゅっと糖分を内側に閉じ込めたジューシーなできばえになった。多くの人に大和郡山のイチゴを味わってもらいたい」とアピールしている。