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曽爾高原のススキを守ろう 村が魅力アピール


かやぶき屋根をつくるために刈ったススキを束ねる児童たち(曽爾村役場提供)


 曽爾高原で生育するススキを守ろうと、曽爾村が地域住民とともに魅力のアピールに乗り出した。茅葺き屋根の小屋を作るワークショップを子供たちのために開催。今年度は村外の人を呼び込むための体験ツアーなども計画している。
 曽爾村は昭和のころから茅葺き屋根用のススキを育て、収穫する茅場として栄えた。太良路地区にはススキの出荷組合があり、地域の民家のほか、伊勢神宮など村外の文化財にも活用されてきた。
 十数年前に、組合員の高齢化やススキの生育不良により組合が解散。以降、ススキの保存活動は地域住民有志が担っている。
 同村は地元の子供たちにススキの良さを知ってもらおうと、国立曽爾青少年自然の家と1月20、21日にワークショップを開催。曽爾小中の4~7年の児童生徒約30人が、神戸市の茅葺き職人、相良育弥さん(43)の指導を受けながら、鎌で刈り取ったススキで、茅葺き小屋を完成させた。
 子供たちは小屋の中に入って「意外と暖かい」と喜んだ。同村で生まれ育ち「子供のころは高原は格好の遊び場だった」という寺前健史さん(61)は「ワークショップがススキに関心を持ってもらうきっかけとなる」と期待する。
 さらに同村は来年度以降、地域住民や国立青少年自然の家とともに、茅刈りや茅葺き屋根作りの体験ツアーを開催する予定。村外の茅葺き職人らにススキを提供することも検討している。
 同村の担当者は「ヨーロッパで茅は屋根以外にも、室内装飾のインテリアとして受け入れられている。高原に広がるススキの風景を守るためにも、多くの人に曽爾村のススキにふれてもらい、認知度を高めたい」と話している。

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