奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

奈良高専生と下宿をマッチング 大和郡山リゾデールが始動


「大和郡山ソリデール」について説明を受ける地元住民ら=大和郡山市


 大和郡山市は令和5年度から、高齢者宅の空き部屋を国立奈良工業高等専門学校(同市)の学生向けの下宿にする「大和郡山ソリデール」を始める。県内では初めての取り組み。高齢者と学生らが互いに助け合う仕組みを目指す。
 「ソリデール」はフランス語で「連帯の」を意味し、2004年にパリで始まった下宿サービス。日本では学生の多い京都府などが取り入れている。部屋を貸し出す高齢者にとっては孤独や日常生活の不便の解消、借りる学生側には家賃が低く抑えられることや、通学時間の短縮、他の人と暮らす経験などのメリットがあるという。
 奈良高専は、学生1020人のうち通学に片道2時間以上かかる学生に寮を提供しているが、定員は約130人。関西圏以外からの入学が増えており、3~4年後に学生寮が定員超過になる見通しで、大和郡山ソリデールは新たな受け皿として期待される。
 学生は18歳以上、受け入れ側は世帯構成員全員が歳以上で、要介護ではなく自立していることが条件。希望する学生は高専、高齢世帯は市に登録するとマッチングが行われ、1週間試験的に同居をした後に双方の合意を得てから本契約となる。
 1月28日に開かれた説明会には、近隣の住民や学生など計約30人が参加。京都府でのソリデールの様子が紹介された後、市の担当者が事業について説明した。同山市出身で京都工芸繊維大(京都市左京区)の学生時代に2年間ソリデールを活用した会社員、岡本和哉さんは、「血縁でもなく友人でもない人と生活を共にした経験は大きな財産。就職活動などでも相談に乗ってもらった」と振り返った。
 一方、地元・東城自治会の介護職、大橋康清さんは「同居は互いの信頼関係がないと成り立たない。実際にマッチングがうまくいくか、希望者がいるのかは分からないが、新鮮な取り組みだ」と興味を示す。
 市は学生を受け入れる世帯に光熱費の一部として月5千~1万円程度を補助する。家賃は月1万~2万円程度。今年4月から希望者の登録が始まり、8月以降事業が本格的にスタートする予定。

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

産経でんき産経でんき


読もうよ新聞読もうよ新聞

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。