バドミントン、メダリストが次世代発掘 橿原に小学生向けアカデミー
2023年02月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
2016年リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルス金メダリストで、橿原市出身の高橋礼華さんが、次世代の選手育成を目指して4月からスタートするバドミントンアカデミー「M|BASE」の第1期生セレクションが、同市の曽我川緑地体育館で行われた。県内の小学2~5年の29人が参加し、高橋さんの前で日ごろの練習の成果を披露した。
地元・奈良のバドミントンの実力の底上げにつなげようと高橋さんは、自身の名前を冠した小学生向けの大会「高橋礼華ドリームカップ」を昨年から橿原で開催するなど、ジュニア世代の育成に力を入れている。
アカデミーは、2012年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダリストの藤井瑞希さんと計画。セレクションを通過した子供たちを対象に、4月から月に1度程度、1年間にわたって指導にあたる。
セレクションでは、高橋さんが準備運動や練習の時間から子供たちの様子を精力的にチェック。男女混合で行われた試合では、藤井さんとともに体育館の2階に上がり、プレーを見ながらメモをとるなど、熱心に見入っていた。
終了後、高橋さんは「奈良のバドミントンのレベルを上げ、1人でも多く全国で戦える選手を出したい」と語った。セレクションの合否は2月中旬ごろ決定する。