マンホールの魅力、Tシャツに 生駒市と斑鳩町
2023年02月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
各地のマンホールをモチーフにしたTシャツを作り続けているアパレルブランド「JAPAN UNDERGROUND」(京都市)が、生駒市と斑鳩町のマンホールTシャツを製品化した。地域の土産物店などで販売する。代表の足立拓海さん(26)は「地域ごとに特色があり、デザイン性に富んだマンホールの魅力をアピールしたい」と話している。
足立さんは同志社大3年のときにイギリスへ留学し、その後南米やアフリカなど世界40カ国をバックパッカーとして旅した。帰国した際、足元にあったマンホールのデザインにひかれた。「世界各地を旅しても日本のマンホールのように地域をPRするものはない。日本が世界に誇れる文化といえるのでは」
大学卒業後、専門商社を経て、令和3年7月にブランドを立ち上げ。使用許可を受けて小樽市や東京都などの自治体のマンホールTシャツを次々と製作した。今月1日に生駒市、斑鳩町に進出。同町の担当者は「わが町自慢のデザインがTシャツになることはとてもうれしい」と喜んだ。
47都道府県のマンホールTシャツの完成を目指すという足立さん。「地域の魅力をPRするこの取り組みは、地方創生にもつながるはずだ。Tシャツを手に取り、その地を実際に訪れてみたいと思ってもらえたらとてもうれしい」と意気込む。
TシャツはS、M、L、XLの4サイズ。色は白と黒の2色。税込み4100円。各地の土産物店などで取り扱うほか、同社ホームページ(https://japanunderground.shop/)でも販売する。