コロナ終息・世界平和祈り 橿原神宮で「紀元祭」
2023年02月14日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「建国記念の日」の11日、神武天皇を祭る橿原神宮(橿原市)で「紀元祭」があり、国家や世界の平安を願い、厳かに神事が執り行われた。
紀元祭は、初代の神武天皇が橿原宮で即位した日にちなみ毎年行われている。例年全国から4千人を超える参列者が集まっていたが、新型コロナウイルスの影響で令和3、4年はそれぞれ30人限定で行うなど大幅に人数を制限。今年は県内の崇敬者限定で900人が参列した。
儀式は内拝殿で行われ、神前に供える御幣物を運ぶ天皇陛下の勅使を迎え、4人の巫女が神楽の扇舞を奉納。陸上自衛官でソプラノ歌手の鶫真衣さんが君が代の独唱を披露した。
同神宮の久保田昌孝宮司は「コロナ禍やウクライナの戦火が終息し、国内外が平和になるよう祈りたい」と語った。