ひな人形華やぐ 高取・土佐街道で「雛めぐり」
2023年03月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

メイン会場の「雛の里親館」に設けられた17段の雛飾り=高取町
昔ながらの街並みが残る高取町の土佐街道で「町家の雛めぐり」が開かれている。街道沿いの町家や商店に華やかなひな人形が並び、ひな祭りムードを盛り上げている。31日まで。
住民団体「天の川実行委員会」が平成19年から毎年この時期に開催。地元住民たちが保管してきたさまざまなひな人形を見ることができる。
米蔵を改装したメイン会場の「雛の里親館」には、17段に500体のひな人形が並ぶ「天段の雛」を展示。江戸時代の文久3(1863)年につくられたひな人形や、桃の花をかたどった「つるしひな」も展示され、華やかな雰囲気に包まれている。
同実行委代表の野村幸治さんは「ひな人形を見て明るい気持ちになってもらいたい」と話している。