ロボットSotaくんが案内 大和高田市役所
2023年03月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大和高田市は、市庁舎1階ロビーに来庁者を音声で案内する対話ロボット「Sota」を導入した。業務の効率化が可能かを調べるための実証実験で、今月末まで設置する。
Sotaは「ヴイストン」(大阪市)が開発。Sota用の音声ソフトウエアなどを開発するシステム関連会社「デジタルみらい」(同)が市に共同での実証実験を提案した。
例えばSotaに「確定申告は」と質問すると「2階の3番窓口に行ってね」と案内。「トイレはどこ」と尋ねると「右斜め後ろにあるよ」などと答える。近くに設置した液晶画面に市民窓口での順番待ちの人数も表示する。
年度末は転入・転出などの手続きで窓口を訪れる人が多いことから、今回の実証実験では市民課やこども家庭課、介護保険課など1、2階の計9課を案内するプログラムとした。
Sotaの設置作業が完了すると、さっそく「市民税の相談は」「マイナンバーカードの申請は」などと質問する来庁者も。市の担当者は「愛らしいロボットのお目見えで活用する人が増え、市民サービスの向上につながれば常設の導入も検討したい」と話している。