観光バス事故の対応確認 奈良交通が研修
2023年03月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良交通(奈良市)は、バス乗務員約150人を対象に高速道路での事故に対応するための研修を大和郡山市の営業所で行った。西日本高速道路パトロール関西(大阪市)と県警高速道路交通警察隊も協力し、乗務員に通報の手順や安全な避難方法を伝えた。
高速道路で大型バスがエンジントラブルのため動かなくなったとの想定で、乗客にアナウンスし道路管理者に通報、バスから離れた場所に停止表示板や発煙筒を設置した。その後、西日本高速道路パトロール関西の交通管理隊の誘導に従って乗客を避難させた。
奈良交通の担当者は高速道路では後続車両を巻き込む重大事故に発展する危険性が非常に高いとした上で、「緊急事態での二次被害を最小限に食い止めるため、迅速で安全な対応につなげたい」としている。