国宝級の発見「盾形銅鏡」をスマホ画面に 奈良市が画像無料配布
2023年03月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は、富雄丸山古墳で出土した盾形銅鏡の写真をスマートフォン用の待ち受け画面用に無料配布している。通信アプリ「LINE(ライン)」で、同市を「友だち追加」して「日本最大の円墳」と送信すれば画像が返信される。配布は31日午後6時まで。
「盾形銅鏡の形状が、スマホの画面にぴったりおさまる」との市職員の発案で作成。担当者は「高画質の画像で、古代銅鏡のデザインの素晴らしさを知ってもらいたい」と話している。
富雄丸山古墳は4世紀後半に築造された国内最大の円墳。市教委などの調査で見つかった銅鏡(長さ64㌢、幅31㌢)は、盾形で神獣を表す「鼉龍文(だりゅうもん)」を施しており、過去に類例がないことから「国宝級の発見」ともされる。