奈良市「内藤家住宅主屋」登録有形文化財へ
2023年03月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

内藤家住宅主屋(奈良市教委提供)
国の文化審議会は、奈良市池田町にある「内藤家住宅」の主屋などを登録有形文化財に登録するよう答申した。県内の登録有形文化財は85カ所計323件となる。
内藤家住宅は、濠を巡らせたかつての環濠集落にある旧家。主屋は木造平屋建てで221平方㍍あり、明治時代に建てられた。同市内の農家住宅としては最大級の規模で、良材を用い造りも上質という。主屋のほか、長屋門及び塀、中門、中庭北塀も登録対象となった。
内藤家は近世に庄屋格、明治以降に帯解町長などを務めた旧家で、屋敷は水路とともに歴史的景観を伝えている。