春の衣、身にまとう「桜大仏」 高取町・壷阪寺
2023年03月31日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
眼病封じの寺として知られる高取町の壷阪寺で桜が見頃を迎えた。境内にある天竺渡来大釈迦如来石像(台座を含めた高さ約15㍍)の周囲では、山桜やソメイヨシノが咲き誇り、大勢の参拝者がこの時期ならではの「桜大仏」の姿を楽しんでいる。同寺によると今年は桜の開花が例年より早く、見頃は今週いっぱいと予想している。
境内には、平成15年に開基1300年を記念して植樹したソメイヨシノなど、約300本の桜がある。石像の周囲を埋め尽くすように桜が咲いている写真が交流サイト(SNS)で広まり、数年前から国内だけでなく海外からも参拝者が訪れるようになった。
撮影スポットとなっている石像南側の高台に設けられた特設遙拝所には大勢の参拝者が列を作り、石像と桜をカメラに収めようと順番を待っていた。
午後8時までライトアップを実施(4月9日まで)。