天平の舞楽しむ 三宅町で「遊歩の集い」
2023年04月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
三宅町で活動する住民団体「みやけまちづくりの会」が、町内を歩いて歴史や文化に触れる「遊歩の集い」を開いた。約30人が参加し、紙芝居や舞などを楽しみながら町の歴史を学んだ。
但馬地区を中心に散策し、大和川の舟運を担った「但馬のはま船着場跡」や、町内最古と伝わる杵築神社の石造十三重塔(鎌倉時代後期)などを見学した。
また、近鉄田原本線の前身、大和鉄道のDVDや町に伝わる民話をもとにした紙芝居を鑑賞。町内に残る大和棟の旧家では、古代の衣装に身を包んだ地元ボランティアガイドによる「天平の舞」が披露され、写真に収める参加者の姿が見られた。
同会代表委員の吉岡裕昭さんは「町民の方にも地元のことをもっと知ってもらいたい」と話した。