地域の課題解決へ 奈良市が事業構想大学院大学、大和ハウスと連携
2023年05月12日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

プロジェクトを発表する仲川げん市長(中央)ら=奈良市役所
奈良市は、社会人らを対象とした大学院「事業構想大学院大学」(東京)と大和ハウス工業と連携し、地域の抱える課題を解決する人材育成に取り組む。大学院大学の教授らが6月から市内で講義する。市などは1期生約20人を募集している。
大和ハウスの企業版ふるさと納税寄付金を資金として運営する。元横浜市職員で大学院大学教授の河村昌美氏や、企業経営者らが講師を務める。参加者は、市内の企業・団体関係者や学生、個人事業主など次世代の若手を想定している。
講義は大和ハウスグループの研修施設「コトクリエ」(西九条町)で行い、6月23日~来年2月16日で全20回。同学の田中里沙学長は「参加者の可能性を引き出したい」、仲川げん市長は「産官学の協力で地域課題を解決したい」と話している。
◇
参加費無料で、応募は23日まで受け付ける。詳細な応募要項は、大学院大学のホームページに掲載している。問い合わせは、大学院大学事業構想研究所(03・6278・9031)。