茶摘み体験「新茶飲むの楽しみ」 天理市福住小
2023年05月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
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茶摘みをする福住小の児童=天理市
かつて大和茶の一大生産地だった天理市福住町の茶畑で市立福住小学校の3、4年生計23人が茶摘みを体験。児童らは童謡「茶摘み」を歌いながら、丁寧に新芽を摘み取った。
4年の小池妃依里さんは「畑が急斜面で転びそうになりながら、頑張って新芽を集めた。新茶を飲むのが楽しみ」と、かご一杯になった茶葉を見せてほほえんだ。この日摘み取った茶葉は大和郡山市の健一自然農園で製茶し、同校の児童たちが試飲することにしている。
同町では約40年前には茶農家が約300軒あったが、現在は3軒に激減。この日、児童らが茶摘みをした畑の所有者である中西健一さん(88)もこの十数年出荷しておらず、がけ崩れ予防のために茶の木を整備するだけにとどめているという。