大相撲秋巡業、発祥の地・桜井で10月に
2023年05月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「相撲発祥の地」とされる桜井市で、10月に大相撲秋巡業「桜井場所」が行われることが決まった。幕内以上の力士を含む約100人が参加予定で、実行委員会は県出身力士の参加も検討している。当初、令和2年3月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となっていた。
日本相撲協会巡業部の千田川親方(元小結闘牙)は同市で記者会見し「桜井場所の成功に向けて相撲協会一丸となってお手伝いさせていただきたい」と語った。
日本書紀に当麻蹴速と野見宿禰が初めて天覧相撲をとったとの記述があり、桜井市の相撲神社がその場所にあたるとされていることから、市は相撲発祥の地としてPRしている。
大相撲桜井場所は10月20日午前9時から、同市の芝運動公園総合体育館で。チケットは、6月1日から市観光まちづくり課(平日午前9時~午後5時)、チケットぴあで販売予定。また、ふるさと納税の返礼品としても提供する。
巡業に関する問い合わせは「奈良イベント.com」(080・7302・2087)、ふるさと納税は市税務課(0744・42・9111)。