全国コンテスト最優秀「大和丸なすの味噌チーズ焼き」 スーパーヤオヒコで販売
2023年05月31日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

大和丸なすを丸々一個使った「大和丸なすの味噌チーズ焼き」
県内を中心にスーパーマーケット「スーパーヤオヒコ」を展開する八百彦商店(王寺町)の商品が「お弁当・お惣菜大賞2023」の総菜部門で最優秀賞に輝いた。伝統野菜を使った「大和丸なすの味噌チーズ焼き」。富雄店(奈良市)と桔梗が丘店(三重県名張市)に限定して販売していたが、今月から全店に広げた。7月12日まで。
同商品は、奈良県の伝統野菜・大和丸なすを素揚げして中身をくり抜き、肉みそとナスを詰め込んでモッツァレラチーズを重ね、オーブンで焼きあげる|という手間ひまかけた一品だ。
コンテストの総菜部門には、全国のスーパーやコンビニエンスストアなどから2523件の応募があった。「大和丸なすの~」は、味や見た目の面白さだけでなく、地元の伝統野菜を使っていることが評価された。
手がけたのは、洋食店シェフ出身の同社バイヤー、福岡博行さん。約4カ月間試作を繰り返した。「柔らかなナスの食感と、濃厚な肉みそとチーズの味わいを楽しんでもらえるはず」と胸を張る。
大和丸なすの入荷量が限られているため、毎週水曜日限定でそれぞれの店舗で手作りし、1個322円(税込み)で販売しているが、午後には完売してしまうという。
ヤオヒコでは、ほかにも大和まななどの伝統野菜を使った総菜を手がけており、福岡さんは「この賞をきっかけに、奈良にはおいしいものがたくさんあることを知ってもらいたい」と話している。