山添の自然を菓子に もち米・紅茶・麩で新商品
2023年06月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
山添村の魅力をアピールしようと、天理市福知堂町の千葉製麩商店が、村産の紅茶やもち米などを使って麩まんじゅうとラスクを作った。同店や県内の道の駅などで販売しており、「爽やかな香りと優しい甘味を楽しんでほしい」という。
村内の耕作放棄地を活用してもち米を作る村の青年団OBたちが「新しい村の特産品を作ってほしい」と持ちかけたことがきっかけ。かつて村の特産品だった紅茶の復活に取り組むボランティアグループ「かすががーでん」から紅茶と抹茶も受けて商品開発。
もち米の粉に紅茶や抹茶のパウダーを混ぜた生麩で紅茶味と抹茶味のあんを包んで麩まんじゅうに、小麦粉に紅茶や抹茶のパウダーなどを混ぜて焼き、ラスクに仕上げた。
千葉製麩商店の千葉知可子さん(64)さんは「和紅茶の味わいを最大限に生かすように作ったので、甘い香りとほろ苦さも感じられるはず」。村の青年団OBの下浦隆裕さん(56)も「一口食べれば村が誇る自然を感じられる」と話している。
いずれも紅茶味と抹茶味があり、ラスクは1袋(20㌘入り)250円、麩まんじゅうは1個300円(いずれも税込み)。問い合わせは同店(0743・66・2277)。