豊作祈る御田植祭 大神神社
2023年07月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
桜井市の大神神社で、秋の豊作を祈る神事「御田植祭」が境内にある神饌田で行われた。
同神社では、県内の農家などでつくる崇敬団体「豊年講」の協力を得て平成2年に神饌田(約200平方㍍)を整備し、毎年、同祭を行っている。神職が豊作を祈る祝詞を奏上した後、菅笠姿の田作男、早乙女ら11人が一列に並び、太鼓の合図に合わせてヒノヒカリの苗を植えていった。
順調に育つと約80㌔のコメの収穫が見込まれるといい、豊年講講元の吉岡秀義さんは「病気や虫の被害がないよう奉仕したい」と話した。
稲刈りを行う抜穂祭は10月20日に行われる。