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薬師寺からイカロスの陶片出土 そのわけは… 平城宮資料館で展示


薬師寺で出土した陶片(奥)=奈良市の平城宮跡資料館


 翼を付けたギリシャ神話中の青年、イカロスを表した陶片がなぜ薬師寺から出土したのかー。奈良文化財研究所がそんな謎に迫る夏期企画展「イカロスの翼|薬師寺の発掘成果から見る近世と近代」を平城宮跡資料館(奈良市)で開いている。10月1日まで。
 薬師寺境内で平成24年に行った調査で陶片が出土し、過去にも似た破片が見つかっていたが詳細は不明のままだった。このため令和元年から、インターネットや航空史研究家の情報をもとに調べたところ、昭和13年に開催された「第2回全日本帆走飛行競技大会」のために製作された陶製のプレートと分かった。
 同大会は生駒山上からグライダーで、大阪府東大阪市にあった盾津飛行場に向かい滞空時間などを競うものだ。第1回大会では、同じデザインの金属製メダルが選手らに贈られていた。
 出土した陶片は釉薬をかけていない素焼きの状態の未完成品。薬師寺近くの工房で作られたあと廃棄された可能性が浮上。当時、伽藍近くに赤膚(あかはだ)焼の窯元があり、二代松田正柏(しょうはく)がイカロスのプレートを製作していたことが判明した。金属の使用が制限された戦時中、メダルを陶製プレートにかえたことも分かった。
 企画展では、陶片などのほか金属製メダルも展示している。調査した奈良文化財研究所の岩戸晶子・展示企画室長は「全く何か分からないところから出発し、手掛かりから引き出して謎が解け、楽しかった」と話している。
 月曜休館(祝日の場合は翌日が休み)。入館無料。問い合わせは奈良文化財研究所連携推進課(0742・30・6753)。

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