空き店舗活用し手芸品展示・販売 10月7日に生駒「ぴっくり通り商店街」
2023年09月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
生駒市本町で10月7日に空き店舗を利用した手芸品の展示・販売イベントが開かれる。近隣にあった創作雑貨店の閉店に伴い、店に手芸品の販売を委託していた愛好家らが新作の発表の場として企画した。
イベントを発案したのは、同市中菜畑の手芸愛好家、東秀代さん(71)。約5年前から近鉄生駒駅南口近くの創作雑貨店にポーチやオリジナルの布草履、巾着などを出品していたが、今年2月に店が閉店し、新作発表の場が失われた。
「手芸品を作るだけでは自己満足に終わってしまう。実際に使って喜んでもらいたい」。そんな思いが募る中、同駅南口前の「ぴっくり通り商店街」にある果物店「マミーエビスヤ」の竹島豊子さん(61)と世間話をするうちに、近くに竹島さんが所有する空き店舗があることを知った。
竹島さんの承諾を得て、この空き店舗を活用することに。手芸雑貨店に出品していた奈良市や東大阪市の手芸作家や愛好家らも誘って新作発表のイベントを催すことにした。
商店街のPRも兼ねてイベントは「ぴっくりマルシェ」と名づけた。約75平方㍍のスペースに、ちりめん素材の人形や帯地のトートバック、パッチワークの衣類、愛犬用の襟巻などの手芸品を展示・販売する約10ブースが出店する予定。
東さんは「イベントを定期的に開催するのが目標。趣味に打ち込むシニア世代の活躍も来場者に伝われば」と話している。
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当日は午前10時~午後3時。場所は旧コンビニエンスストア・マミーみなみ店(本町3)。