福島産食材で特別メニュー 県庁食堂
2023年10月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

福島県産タイを使ったメニューの説明を受ける山下真知事=県庁
東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出により風評被害を受けている福島県を応援しようと、奈良県は3日、県庁食堂で福島県産の食材を使った昼食の提供をスタート。開始を前に2日、山下真知事が食堂でメニューを試食し、味や安全性をPRした。
奈良県によると、使用する食材は福島県産のタイやスズキ、ヤリイカなど。特別メニューの定食(800~1200円)とカレー(850~1000円)で使う。それぞれ1日約20食限定で、12月末までの毎週火、木曜で予定している。
山下氏は「タイの幽庵焼き定食」(1000円)を試食。「安全でおいしい福島の海産物をぜひ食べに来てほしい」と呼びかけた。
食堂は奈良県本庁舎の6階で、誰でも利用できる。午前11時~午後2時(ラストオーダー午後1時半)で営業している。