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能登半島地震で被災した輪島塗職人を支援 奈良市で販売会


輪島塗の作品を手にする吉田さん(左)と杉村さん=奈良市のなら工芸館

 能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」の職人を支援しようと、なら工芸館(奈良市阿字万字町)で輪島塗の販売会が開かれている。出品している作家は計7人。20日には、輪島市在住の輪島塗の上塗り師、吉田宏之さん(62)の妻、ひとみさん(62)が来場し、訪れた人たちから励ましの言葉を受けていた。
 ひとみさんは1月1日、自宅で宏之さんと過ごしていた際、震災に見舞われた。「天井も壁も崩れ、隣の家に寄り掛かるようになっていた。津波警報が出て、車で夫と逃げようとしたが、道路が損壊して徒歩で逃げた」と振り返る。
 現在は輪島消防署の近くに持つ別宅に身を寄せているが、宏之さんの工房を兼ねた自宅は解体することになり、観光名所「輪島朝市」に構えたギャラリーも大規模火災で全焼。仕事の再開は見通せないという。
 販売会は輪島で20年近く修業を積み、奈良市西ノ京町で「大和漆工芸杉村」を営む漆器作家、杉村聡さん(58)が、奈良市に協力をもちかけて実現。ひとみさんは杉村さんの義理の姉で、「作品を買ってもらうことが、次の作品を作る意欲につながる」と作品販売での支援を思い立った。
 宏之さんは木皿やビールのコップなどを出品。ひとみさんは「家も仕事場も失い、ゼロになってしまったが、多くの人の励ましが活力になっている。とてもありがたい」と話している。
 販売会は25日まで同館で、27日~3月3日は近鉄百貨店奈良店(奈良市西大寺東町)で開かれる。

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