戦艦大和・第二艦隊の戦没者慰霊祭 大和神社で営まれる
2024年04月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
戦艦大和ゆかりの神社として知られる奈良県天理市の大和神社で7日、「戦艦大和・第二艦隊戦没者慰霊祭」が営まれ、神事や黙禱、ラッパ演奏などで追悼した。
第二次大戦末期、沖縄に向けて出撃した第二艦隊が昭和20年4月7日、米軍機の猛攻撃に遭って大和などが沈没し、約4千人が亡くなったとされる。
大和の艦内に同神社の分霊が祭られていたことや、大和を含む第二艦隊の戦没者が同神社の祖霊社に合祀されていることなどから、同神社は「大和ゆかりの神社」を標榜し、広島県など他のゆかりの地とともに毎年この日、慰霊祭を営んでいる。塩谷陸男宮司は「先人の礎の上に今の平和があることを忘れずに慰霊を続けていくことが大事」と話していた。