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密教の世界観を堪能 奈良国立博物館で「空海展」


国宝・五智如来坐像などが並ぶ特別展の会場

 弘法大師・空海の生誕1250年を記念する特別展「空海 KUKAI|密教のルーツとマンダラ世界」が、奈良国立博物館(奈良市)で開かれている。会期中に115件を展示し空海が伝えた密教の世界観を紹介。京都・神護寺の所蔵で「高雄曼荼羅」の名で知られ、空海が制作に関わったとされる現存唯一の「両界曼荼羅」(国宝、平安時代)は修理後初公開となる。6月9日まで。
 中国・唐に渡り密教を学んだ空海は、「密教は深遠で文字では伝えにくい。それで図、絵で示すのだ」といったようなことを述べた。このため特別展では密教の仏たちが取り囲む空間を展示室に展開している。
 京都・安祥寺が所蔵する平安時代の国宝「五智如来坐像」は、大日如来を中心に堂々とした計5体からなり、5つの智恵が象徴的に表されている。
 神護寺の「両界曼荼羅」は、慈悲の広がりを表す「胎蔵界」と悟りへの道筋を表す「金剛界」という2つの曼荼羅からなり、前期(13日~5月12日)に展示する胎蔵界は縦4.4㍍、横3.9㍍の大きさ。密教の教義を表す両界曼荼羅としては国内最古で、紫地に金銀泥で表されているが、劣化が激しかった。このため約230年ぶりとなる修理が平成28年度~令和3年度に行われ、より鮮明になった。
 さらに、前期では京都・東寺に伝わり鮮やかな色彩が残る平安時代の国宝「両界曼荼羅」(西院曼荼羅・伝真言院曼荼羅)も展示。奈良国立博物館の斎木涼子列品室長は「今回は空海が生涯をかけて伝えた密教に焦点を当てており、その世界観を体感していただきたい」と話している。
 月曜と5月7日は休館。ただし4月29日と5月6日は開館。観覧料金は当日で一般2000円、高校・大学生1500円、中学生以下無料。問い合わせはハローダイヤル(050・5542・8600)。

230年ぶりの修理を経て公開されている神護寺の国宝「両界曼荼羅・胎蔵界」


 ■弘法大師・空海 774~835年。真言宗の開祖。讃岐(現在の香川県)に生まれ、上京して大学で学び、四国でも修行したと伝えられる。804年に中国・唐に渡って密教を学び、帰国後、京都・高雄山寺(神護寺)に入り、その後、高野山を開いた。「即身成仏」などを説いた国内を代表する思想家で、三筆の一人としても知られる。

東寺の国宝「両界曼荼羅・金剛界」

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