世代超えた力作232点ずらり 「山の辺工房」作品展、奈良市美術館で始まる
2024年05月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
日本人物画協会長を務める天理市の洋画家、川畑太さん(60)主宰の絵画教室「山の辺工房」の作品展が22日、奈良市美術館で始まった。26日まで。入場無料。
山の辺工房は同市や天理市、平群町で川畑さんが講師を務める絵画教室。県内や大阪府などから約120人が通う。生徒たちの努力の成果を披露する場をつくろうと、作品展を年1回開催している。
会場では、川畑さんの作品を含め、小学1年生から93歳までの生徒104人が出展した232点を展示。人物画をはじめ、身近な花鳥風月や旅先の情景などを描いた油彩や水彩、アクリル画などが並ぶ。今年の課題「猫」を、小さな「サムホール」サイズのキャンバスに描いた作品群も訪れた人たちの目を引いている。
川畑さんは「生徒たちが他の作品に触れて『もっと頑張ろう』と高め合える機会にこの作品展がなればうれしい」と話している。