「堀内果実園」が地元・五條市の5万人の森公園内にカフェ・ショップをオープン
奈良県五條市北部の憩いの拠点として親しまれている「市立5万人の森公園」に、カフェや産直ショップなどを備えた「gogo(ゴゴ)エリア」が、オープンした。地元の人気農園「堀内果実園」が公園の指定管理者となり運営。「人の流れを当地に呼び込むきっかけにしたい」と意気込む。
北山山麓の豊かな自然環境を生かし、平成年に開設された広さ8・4㌶の市立公園。当時、同市が目標とした「人口5万人」が園名に盛り込まれた。
7月から公園の指定管理者となった堀内果実園は、季節のスイーツをはじめ個性的な味が楽しめる「gogoカフェ」、地元の野菜や果物、生花、雑貨などを中心に品ぞろえした「gogoストア」を同エリアに整備。カフェのメニューを屋外で楽しめる「ピクニックセット」や、手ぶらで訪れてバーベキューができる「BBQセット」なども用意した。
「五條の『ゴ』、5万人の『ゴ』、五感で楽しんでほしいという思いの『ゴ』など、さまざまな『ゴ』を名前に込めた」と堀内俊孝社長。同市の人口は現在約2万6千人だが、「公園に年間5万人が訪れ、ここから市内に周遊する流れを作りたい」と話し、今後さまざまな企画を打ち出していく考えだ。
同市は「奈良市内をはじめ、東京や大阪に直営のフルーツパーラーを展開するノウハウを生かし、地元に新しい風を吹かせてほしい」と期待している。