大門松と大絵馬 大神神社にお目見え 早くも迎春ムード
2024年12月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県桜井市三輪の大神神社に、高さ約5メートルもある大門松や来年の干支「巳」が描かれた幅4メートルの大絵馬がお目見えした。同神社は「巳さん」として親しまれ、早くも迎春ムードに包まれた境内には多くの参拝者が訪れている。
大門松は二の鳥居前に設置され、県花き植木農業協同組合が毎年奉納。良質の県産材にこだわり、松や竹、梅をはじめ葉ボタンやナンテンなどで飾りつけている。
大絵馬は拝殿に掲げられ、田原本町在住の洋画家、柴田貴子さんが平成16年の申年から毎年奉納。同神社の祭神の大物主大神は蛇に姿を変えた説話で知られ、高さ1・5メートルの扇形の絵馬には「巳さん」が矢をくわえて三輪山に向かっている姿が墨絵ならではの筆遣いで描かれている。
大門松は来年1月13日、大絵馬は1月31日まで掲げられる。同神社は正月三が日で約50万人の参拝者を見込んでいる。