橿原神宮で書き初め大会 新年の決意、筆に込め
2025年01月7日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
橿原神宮恒例の書き初め大会が5、6両日、橿原市畝傍町の「ジェイテクトアリーナ奈良」で行われた。県内と大阪府の小中高生らが、新年の決意を筆に込めながら力強く書いていた。
5日は奈良地区大会が開かれ、県内から約千人が参加。会場の床に和紙を敷いて「ひかり」「平和な朝」など学年ごとの課題を書き上げた。作品を観覧席の家族らに掲げる子供たちの姿も見られた。
奈良地区の書き初め大会は昭和27年に始まり、今回で72回目。県書道教育研究会の中本克広理事長は「伝統のある大会だけに、子供たちはしっかり書いてくれている。筆を持って文字を書くという手書きの文化を継承していく機会にしたい」と話した。6日は大阪地区大会が行われ、約500人が参加した。
作品は奈良地区が今月14~19日、大阪地区は2月1~7日に橿原神宮外拝殿北回廊で展示される。