王寺町議会、広報誌改革がマニフェスト大賞優秀賞

王寺町議会広報誌リニューアルの中心になった村田大地さん(中央)と、沖優子議長(左)、小山郁子副議長=同町
北川正恭・元三重県知事が審査委員長を務め、地方議会や首長らの取り組みを表彰する「第19回マニフェスト大賞」(同実行委員会主催)で、王寺町議会の広報誌改革や情報発信の取り組みが議会改革部門の優秀賞に選ばれた。広報誌をレイアウトなどで工夫して読みやすくし、議会と町民との距離を縮めたことが評価された。
同町議会の広報誌は定例会に合わせて年4回発行し、約1万世帯に配布。かつてはあまり読まれていなかったというが、町議会について関心を持ってもらおうと、令和5年8月の発行から全面リニューアル。名称も「議会だより」から「おうじ議会だより」に変えた。
具体的には、文字を少なくして写真を多くする▽だれもが読みやすい文字の大きさにする▽行政用語は言い換えるか解説をつける▽審議結果の掲載はメリハリをつける|などの改革を行った。毎回テーマを変えて全議員のコメントを掲載し、議員が取材も担っている。また通信アプリ「LINE(ライン)」の町公式アカウントでも定例会情報を発信して紙媒体と相乗効果のPRを目指した。
この結果、町公式サイトで実施している本会議の生中継・録画放送のアクセス数は令和4年度の約2千から広報誌を改革した5年度は約8千と4倍に増加した。沖優子議長(69)は広報誌やラインの取り組みについて「議会に興味を持ってもらえるきっかけになった」、小山郁子副議長(67)は「若い人も議会だよりを見るようになった」と語る。
今回のマニフェスト大賞は6年6~7月に公募し、王寺町議会は「広報の改善からはじまった議会改革への道 |住民・議員の行動変容-」として応募。3012件の応募があり、5件が最優秀賞、41件が優秀賞などに選ばれ、同11月15日に東京で授賞式があった。
広報誌リニューアルは、5年4月に町政策推進課の広報担当から町議会事務局議事庶務係長に異動した村田大地さん(39)が中心となった。村田さんは「町民が議会を身近に感じてもらい、町全体をよくすることにつなげたい」と話している。


































