奈良市、ふるさと納税は過去最高額、年度でも黒字 返礼品拡大が奏功
奈良市の仲川げん市長は14日の定例記者会見で、令和6年のふるさと納税寄付総額は前年を約3億4千万円上回る過去最高の8億7776万円と発表した。また、6年度(同年4月~7年3月)の収支も平成年度以来の黒字が確定したとし、「返礼品の開発に力を入れた結果だ」と説明した。
令和5年中に奈良市民が市外に寄付したふるさと納税額は約36億円で、奈良市の6年度の市民税収入から控除される額は約16億1千万円。国による4分の3の補填を除くと実質のマイナス額は約4億250万円となる。ふるさと納税収入の半分は経費となるため、市は実質マイナス額の倍に当たる8億500万円を黒字のラインと試算。6年度の寄付総額は14日時点で8億1500万円を超えており、単年度収支は黒字になる計算だ。
仲川氏は6年度の活動として、昨年10月の返礼品指定基準の変更に対応して品目を500から1300以上に拡大したほか、ポータルサイトの拡充、部局横断のプロジェクトチームの稼働を早めたことなどを増収の理由に挙げた。
また、市の産業振興にも貢献しているとし、若手農業者が経営する農園「いちご農家だるま」が特産イチゴ「古都華」で前年の約63倍に当たる7648万円、高精度のバイク部品を返礼品に提供した「P・E・O」が1682万円の寄付を集めたことを明らかにした。


































