県内7校がNIE活動の成果をパネルで紹介 26日まで県立図書情報館で

NIE活動実践校の取り組みを紹介するパネル展=奈良市
教育現場で新聞を活用する「NIE活動」に取り組む県内実践校の活動成果を紹介するパネル展が15日、奈良市の県立図書情報館で始まった。26日まで。
NIEの活動内容や意義を広く知ってもらおうと、県NIE推進協議会が広報週間(15~26日)に合わせて開催。実践校に指定された小・中学・高校計7校の取り組みを紹介する約25枚のパネルが並んでいる。
五條市立五條西中は、産経新聞奈良支局記者が能登半島地震の被災地取材を題材に行った出前授業などを実践報告し、壁新聞の制作に取り組んだ。「地震・津波に備える」と題した新聞では、日頃からの備えや必要なものを紹介し、地図で地域の避難経路も確認。風水害がテーマの壁新聞は、避難時の行動や避難所についてイラストなどで説明した。
五條市立五條南小、同五條小、葛城市立當麻小、同忍海小、同新庄中、県立香芝高もそれぞれの取り組みを展示している。同協議会の辻村信俊事務局長は「児童・生徒の手作り感と活字の集合体は見ていて楽しい。こうした取り組みを多くの県民に知ってほしい」と話している。
18、25両日午前10時~午後1時にはがき新聞づくりワークショップを開催。参加無料。問い合わせは同協議会(090・8630・1355)。