【阪神大震災30年】被災地に届けた元海自隊員講演 天理中生「おにぎり作った先輩誇り」
阪神大震災の発生から30年となった1月17日、天理市の天理中学校では、生徒たちに防災活動について知ってもらおうと、阪神大震災の被災地に生徒らがにぎったおにぎりをヘリコプターで届けた元海上自衛隊員の横野正和さんが講演した。全校生徒約430人が耳を傾けた。

生徒たちに阪神大震災当時の話をする横野正和さん=天理市
震災翌日の平成7年1月18日、天理中の生徒会役員の生徒らは「自分たちに何かできることはないか」と当時の教頭に相談。おにぎりを作って被災地に届けてもらうことにした。約600人の生徒たちが計1万2千個のおにぎりを作り、横野さんらが20日にヘリコプターで神戸市灘区の王子公園に届けたという。
横野さんは講演で当時を振り返り、「生徒たちは不安な日々を過ごした被災者の人たちに希望の灯をともしたばかりか、自衛隊員にも激励のメッセージを贈ってくれて、心が折れそうになる救援活動の中で心の支えになった」と語った。
生徒会長の2年、上村佳美さん(14)は「先輩たちの偉業を聞いて、誇らしく思った。私たちも災害の折には、被災者の人たちに寄り添えるようになりたい」と話した。
同校1階廊下で31日まで、生徒らが被災地へおにぎりを送った記録や写真、新聞などを展示している。一般の人も観覧できる。
問い合わせは天理中(0743・63・7673)。


































