「人生の転機で近づかれた」拉致問題の実態伝える、荒木和博氏が講演 奈良「正論」懇話会
2025年01月31日 奈良県専売会 ニュース&トピックス, 産経新聞奈良支局 最新ニュース

「知られていない拉致問題のリアル」と題し講演する特定失踪者問題調査会の荒木和博代表
奈良「正論」懇話会の第94回講演会が30日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏が「知られていない拉致問題のリアル」と題して講演した。
北朝鮮による拉致の可能性が排除できない特定失踪者について調査してきた荒木氏は、「日本海側の海岸で起きた」という拉致の一般的な認識に対し、それ以外の場所でも拉致が疑われる事例が多数発生していると説明。「昭和20年代から始まったのでは。そして最近まで起きていたと考えられる。人生の転機で近づかれたケースが少なくない」と話した。
さらに荒木氏は「拉致被害者をどのように戻すか。米国や中国などの動きでどうなるか分からないとすれば、どうするべきか」と問いかけ、拉致問題について情報発信していく重要性を訴えた。