【万博】県内企業、知事に試作品披露 思い込めた段ボール製展示台
2025年02月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

段ボール製の展示台を山下真知事に披露する高木包装の高木美香社長(左)=県庁
4月に開幕する大阪・関西万博のパビリオンで県内の企業が開発した段ボール製の展示台が使われることになり、試作品が山下真知事に披露された。
展示台を開発したのは、段ボールケースを製造販売する「高木包装」(葛城市)や一般社団法人「サスティナブルジェネレーション」(広陵町)など。日本国際博覧会協会による公募で選ばれた。
展示台は幅1・3メートル、奥行き1・1メートル、高さ1・7メートルで、90数個のパーツで製作。総重量は25キロで、キロのものまで支えられる。持続可能性を追求し、素材を生かしたシンプルなデザイン。万博では14台提供され、各企業が展示に使うという。
高木美香社長は「段ボールに付加価値を付け、未来につながるよう思いを込めた。この台で展示した企業がより輝いてほしい」と話した。