鬼追い出し 春を呼ぶ 長谷寺で「だだおし」
2025年02月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

大たいまつとともに本堂の周囲を歩く赤鬼=桜井市の長谷寺
大和路に春を呼ぶ勇壮な火祭り「だだおし」が14日、桜井市の長谷寺で営まれた。赤、青、緑の鬼が本堂の周りを歩き、燃え盛る大たいまつの火の粉が舞い散る中、参拝者たちは1年の無病息災を祈った。
だだおしは、人々の罪を懺悔(ざんげ)し心身を清める「修二会(しゅにえ)」の締めくくりとして千年以上続くとされる伝統行事。「だだ」は、「だだだ…」と鬼を追い出すところから呼ばれたとの説や、閻魔(えんま)大王が生前の行為を審判して懲罰を加える杖を指すともいわれる。
この日は、本堂で法要が営まれたあと、太鼓やほら貝が堂内に響き渡る中、3匹の鬼が「うおーっ」と叫びながら大暴れ。僧侶に追い出されると、長さ4・5メートル、重さ130キロもある大たいまつとともに本堂をまわって退散した。たいまつの燃え残りには無病息災や厄除けのご利益があるとされ、参拝者が拾って持ち帰っていた。


































