参院選で連合奈良、立民と国民に候補者一本化要請
2025年03月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
立憲民主、国民民主両党の支持基盤となっている連合奈良は2月28日、両党の県連に対し、今夏の参院選奈良選挙区(改選数1)の候補者を一本化するよう求める要望書を提出した。両党とも新人候補の擁立を発表しており、連合は1人区での競合を「憂慮せざるをえない」としている。
要望書では、連合本部が昨年の衆院選に続き今夏の参院選でも与党過半数割れを基本方針に掲げ、政権交代の分岐点となる可能性があると主張。勝つために候補者一本化が必要としたほか、参院選以外の選挙でも不要な競合を避けることを求めている。
奈良選挙区は、自民党が現職の堀井巌氏(59)、立民が新人の川戸康嗣氏(49)、日本維新の会が新人の平将生氏(48)、共産党が新人の太田敦氏(53)、国民が新人の杉本葵氏(33)、参政党が新人の黒川洋司氏(53)の擁立を予定している。
杉本氏は参院選公示日の自動失職を待たず、28日に大和郡山市議を辞職した。