奈良市長選 仲川氏が態度保留 市議会本会議
2025年03月7日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
任期満了(7月30日)に伴う奈良市長選への出馬について、仲川げん市長は6日の3月定例市議会本会議で「どのような選択が市民のためになるのかを熟考している」と述べ、態度表明を保留した。仲川氏は平成21年の市長選で初当選し、現在4期目。

答弁する奈良市の仲川げん市長
塚本勝議員(自民党・無所属の会)の代表質問に答えた。仲川氏は入札制度の見直しや火葬場の整備、財政再建などを実績として述べる一方、「4期16年間をしっかりと振り返り、達成できたものとできなかったものを分析して、市の未来に向けてどのような選択が市民のためになるのかを目下熟考している」と述べた。
また、道端孝治議員(自民党)から多選の是非を問う質問もあり、仲川氏は「行政運営には一定の一貫性と継続性が重要だ。市民の合意形成、インフラ整備などでも一定の時間が必要だ」と述べた。